2016年11月15日火曜日

笑いについて

種子取祭は2日に分けて行われる奉納がメイン。
島を3つに割り、玻座間(さらに東と西に別れる)が1日目、仲筋が2日目を担当。庭での演目は両日同じだが、それぞれの舞台で行う狂言、舞は別のもので80近い演目が上演される。

狂言。
そうお芝居がメインにある。セリフは全て竹富の言葉なので、私のような新参者には解読不可。「芸能の原風景」なる台本集を購入、あらすじなどを把握する。なお、会長さんの挨拶などもすべて島の言葉ですることになっているらしいが、あまりにも使っていないので、覚えるのが大変で、紙に書いてきたり、途中で標準語(と言っても沖縄訛り)になってたり苦労している様子がうかがえる。

私自身の作品には笑いの要素はひとかけらもないが、私の周りにはなぜかユーモアの要素に長けた人が集まってくる。教えた子たちも皆。羨ましい限りだが、こればっかりは教えられるものではないので、きっと私を反面教師にして学んでいくのだろうと感じる。人に見せる作品を作る上でユーモアのセンスは大切だと思う。単純に何かしでかせばいいということではない。何をしても大丈夫という安心感と信頼関係がなければ生まれない。そして多分対象に対する何らかの愛情のようなもの。

今回1日目に「ボーイズ」なる70代以上の男性5人の音楽劇が登場。これは66年ぶりの復刻だという。音楽劇だというが歌ってるんだか叫んでいるんだかだんだんよくわからなくなってきながら、皆を笑いに導く。60年も一緒にいりゃあ、もう息もぴったりだよね、何やってもいいよねとやりたい放題。でもそういう関係性はちょっと素敵だと思う。
とりあえずお年寄りたちがすごい元気だという衝撃。
翌日の新聞記事にまで載ってしまったおじいちゃんたち。かなり可愛い。

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