2013年2月19日火曜日

地下鉄の中

地下鉄の中で普段私たちは何をしているだろうか。
先日UTCPで行われた山崎広太さんレクチャーの中で地下鉄の中が一番の稽古場という話しが出てきていた。大学時代にお世話になった厚木凡人さん(彼もまたニューヨークで活躍したポストモダンのダンサー・振付家だ)も同じようなことを話していた。
地下鉄で立ちながら、身体のことを考える。
日々稽古。
常に稽古。
ききにきていた人は驚いているかのような反応だったが、
どこからがダンスでどこからが生活かわからない現代において、それはあたりまえのことかもしれない。地下鉄でも、誰かとの対話でも。どんな日常の中にも目線の向け方、自身の意識で発見はあり得る。
個人的にはダンスの稽古は武道の稽古に似ている他、禅宗にも似ている。ちょっと禅問答のそれに近い。
また、古くからあるお稽古場のシステムは一歩間違えると宗教に似ている。(それを嫌う傾向もあるが根強く残っている)
世の中の多くのことはダンスとリンクしている。あたりまえだ。私は社会の中でいきており、ダンスもまた社会の中にある。社会一般のなかから学ぶことは多い。

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