2012年9月28日金曜日

赤煉瓦リハ

赤煉瓦で舞台リハ。(照明舞台スタッフ付き)
結局準備の品が多いのに作品の上演順番は2番目。今日も朝から30日も朝9時入りという恐るべき順序。でもそこにちょっとでも長くのびのび準備ができるようにという安藤さんと中冨さんの愛情を感じつつ、リハにのぞみました。
今回は4面舞台ということもあり、照明も最小限しかできないよといわれていたこともあり、手持ちライトを駆使し、「ものすごく暗い」(あるいはとてもまぶしい)舞台になっています。例によって映像記録が非常にむずかしく、肉眼でしかみれないというレアな舞台となっております。お時間ある方はぜひみにいらしてください。(ちなみに今回の映像はたきしまひろよしさんで、bankart時代から知りつつ今回初めて撮影していただくことに。のりさんのことも知っているのですごい楽しみにしてくれていますが、この画面みたらショックだろうなあ。既に予告(忠告)したのですが、どうなることか。

私は振付家ではないとダンコレコンペ終了後思ってきました。
2003年からおよそ10年。
私がしていることは振り付けではなく舞台美術・構成の中に身体を放り込むことであって、あくまでダンサー・踊子でしかないと。
この時代、このタイミングで出会ってしまったこの人たちと同じ時間を過ごすそしてその時間を切り取ること。ただそれだけのことを15分にまとめることにしました。
ゆるやかな作品ですが、そのゆるやかさを自分で認めることができるようになってきたことがこの10年だったのかもしれません。
10年前はどこかで自分を許すことができなかった。

ここ数年即興について様々な試みを行い続け、今このときはあくまで過程にすぎないということを知りました。常に最後と思いつくり続けながら、最大限を尽くしつつ、そこに達すると次の山が見えてくる。そして何十年と言う長いスパンでみたときにまた基本というか軸に戻る。そのくりかえし。支えてくれた人に出会い、たまたま長く続けることができ、時間の巡りを知ることができる。
そのことを感謝して。
そしてこのときをともにつくることになった3人に感謝して。

ともに時を重ねてきた赤煉瓦に感謝して。(赤煉瓦スタッフは実は入れ替わっていくので2003年から知っている人は限られているが、OVO、おそとダンス、かめりあはじめずっと育ててもらってきた感じがする)

次の10年に向けてのからだづくりは既にはじまっている。
そこに気づかせてくれた言葉に感謝して。


「あきらめるのははやすぎる」という言葉以上に私がすべきことがみえてしまった。そんな今年。30日のこの会はあくまで過程にすぎないけれど、おそらくちょっとスペシャルな時間。のりさんと小山さんを見に来るだけでもまあ、価値ありだけれど。

まだチケットはある様子。今からなら赤煉瓦に予約でも当日清算でOKということなので、ぜひどうぞ。



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