2012年3月31日土曜日

AMANOGAWA 展示終了しました。

AMANOGAWA 新百合ケ丘 20120311展示終了しました。
見に来てくださった皆様ありがとうございました。
小さな展示ではありましたが、わざわざ足を運んでくださり、いただいたコメントの数々は、とても励みになります。

今回の作品は、ワークショップの皆さんの言葉ともに見ていただく形になっています。ワークショップ中に出てきた言葉たちは本当に力があって、感動の連続でした。参加者本人たちも、自分が参加できなかった会のワークショップでどんな会話があったのか知らないため、全貌がわかっていません。これらを文字起こし(完全ではないですが)をしたのですが、これは皆でシェアできるようにすべきと考え、HPを作成しはじめました。ちゃんとできるのか不安ですけれども。

このような自分の力量をこえた「神様からの贈り物」を受けとってしまった身としては、どのようにこれを広めていくかを考えねばなりません。それくらいすてきな作品になりました。
参加者の皆さんからいただいたコメント(最後の日にアンケートを書いていただいた)もまた私たちの励みになります。本当にありがとうございました。

これらのプロジェクトが今後つづいていけるよう、がんばりたいと思います。

最後になりますが
川崎市アートセンター(アルテリオ)の指定管理がかわります。今までゆるのびシリーズ、銀河鉄道、AMANOGAWAとお世話になり続け、支え続けてくださった小島さん、丑山さん、友井さん、そしてANJの皆さん本当にありがとうございました。
「地元の人と盆踊りを作る」というところから、ここまで2年。一緒にこの街のために、劇場のためになにができるだろうと考えてきたことはきっと無駄ではないと思います。ダンスが社会に対しできることとは何か、私はなにができるだろうかと試行錯誤してきました。もちろん職業上は教員でもあるのですが、アーティストとして生きていく上でとても大切な考え方だと思っています。

よき舞台を作り続けること
そして自分のしていることをきちんと伝え広めること。

当たり前のことなのですが、それをきちんとできている人は日本ではまだ少ないです。
ちょっと回り道はしていますが、こつこつがんばっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

2012年3月29日木曜日

明日は展示最終日です。

明日はアルテリオ展示最終日です。
実は撤去の都合もあり5時で終了予定です。見に来る予定の方お気をつけ下さい。
ANJチームのアルテリオ引き継ぎもちゃくちゃくと進んでおり、既に引っ越しもかなり終わりました。毎週のように、(ここしばらくはもっと多いですが)通ってきただけに、(すでにホームグラウンドのような感触)とても寂しいです。アルテリオ自体がなくなるわけではないのですが、、、。
今日は古里さんによる写真(展示について)撮影を行いました。

Never let me go

Never let me go

現在アルテリオで上映されているAMANOGAWAプロジェクトの裏番組のように密かに公開しているきのソロのタイトル。
本当はモニターに出してAMANOGAWAの客寄せにしようと思ったはずが、暗いので(笑)リクエスト上映することにしました。そのため裏番組。

今日みたコメントにタイトルについて書かれていたので、一応解説しておくと
Neverというのは否定の命令形。Don'tと一緒。つまり「私をいかせないで→私を離さないで」となります。カズオイシグロの小説/映画と同一タイトルですが、別にその話しから作ったものではありません。(でも友人との話しで話題にあがり、覚えていたタイトルであることは事実)

IchIのころから私ともうひとりの私の対話を考えていて、その時は「1人の話しを2人で行う」作品でした。銀河鉄道プランでは車掌と車掌の影として本当に1人を作り出すためのお別れのシーンを想定していたのですが、なくなってしまった今、私は「2人の役を1人で行う」ことになりました。強引に、しかし気がつけばこのようにまとまり、しかしキレイにまとめ過ぎかもと思いつついます。
私を離さないで。
私を忘れないで。
その言葉、きっと忘れないと思います。

goはどこかへ行くのではありません。
きえゆき、消滅していくイメージです。
でも消滅は決してネガティブなイメージではなく、AMANOGAWAでポジティブに受け入れられるようになってきたからこそ、出来上がった作品でもあるのだとおもいます。


思えば「箱女」のテーマも消滅の美学でした。引田テンコウかという声もありましたが(実際、ロッカーが倒れると同時にいなくなるという裏技を行ったため。笑)、その頃からなにか続いているのかもしれません。

私を離さないで。

2012年3月28日水曜日

アルテリオ展示

アルテリオ展示ご覧にきてくださった方、ありがとうございます。
コメント残されているとすごくうれしいです。
写真をアップしようとしたら、できないみたいで。また帰ってから。

2012年3月25日日曜日

AMANOGAWA プロジェクト展示はじまります。

いよいよAMANOGAWA展示開始です。

昨日先行上映を行いました。
なかなか評判がいいのですが、なにぶん身内だったもので、なんともいえません。ぜひお近くにお越しの際はご覧ください。
ちなみに展示ということで
古里 麻衣さんの写真集(ブックレット)、及びワークショップの記録(きのががんばって文字起こししました)をごらんいただけます。ワークショップは参加者の人も自分が参加していない日にどんな話が出たのかは知らないので、興味のある方は見にいらしてください。

なお、くるときには木野にご一報を。せっかくなので会いましょう。お待ちしています。







東日本大震災から1 年―。「残すこと/遺されること」をテーマに、木野彩子(ダンサー・振付家)が18 名の市民と共に映像作品を創作・展示



「Amanogawaプロジェクト」は、「親愛なものの喪失をどう受け止めるのか」、「日々かわっていく思考と身体をどのように表現できるのか」という問いを胸に、ダンサー・振付家の木野彩子が川崎市アートセンターの協力のもと立ち上げた市民参加型プロジェクトです。参加したのは、一般公募によって集まった川崎市内・東京都内在住の10代~60代。木野彩子の指導のもと約3週間のボディワークとダイアローグ(対話)によるワークショップを行い、3月11日(日)に川崎市アートセンター アルテリオ小劇場での収録に臨みました。



パフォーマンスは、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」から想を得た20分ほどの作品。出演者が「あの日、どこで何をしていたか」をランダムに読み上げるシーンから始まり、一人を残して全員が崩れ落ちた異様な状況で受け渡される大切なもの…。そして、このパフォーマンスのために書き下ろされた弦楽器とピアノによる静謐な音楽の中、18人が1つずつ舞台上に残していく火が星座のように浮かび上がります。

収録されたパフォーマンスを、ワークショップの様子を収めたドキュメンタリー映像・写真と共に、展示形式で下記のとおり発表いたします。
映像作品『Amanogawa 新百合ヶ丘 20120311』

日時:3月25日(日)〜30日(金)9:30〜19:30
3月26日は休館日のためご注意ください。また最終日は17時まで。


場所:川崎市アートセンター2F 小劇場前スペース

料金:無料



構成・演出:木野彩子

出演:ワークショップ参加者 18 名  

映像:427FOTO

音楽:上地正彦



主催:木野彩子╱川崎市アートセンター


詳細はhttp://kawasaki-ac.jp/th/cs/cs10/kino/perform/をどうぞ。

北海道新聞にのせていただきました。

先日滝川でワークショップを行ったときのことが北海道新聞さん(2月23日号)にのっております。
ありがたいことです。そもそもコンテンポラリーダンスってなんですかというところだと思うので、こうして一般紙に取り上げていただけるとはうれしい限り。ささやかながら。
でもまだ入手していません。(後日紙面アップします。)
アップしました。
ちなみにこのページの横には乗越さんがでています。
一緒に紹介されている平原君とも北海道でなにかやりたいねと話しながらそのままになっています。計画しなければ。。。

2012年3月20日火曜日

ジョンアシュフォードさんにあいました。

イギリスダンスを語る上でかかせない、アシュフォードさんにあいました。実は12日から日本にきているのですが、木野は北海道。帰ってきてやっとお会いできました。22日まで滞在するようです。

アシュフォードさんは奥さんが日本人、日本にも住んでいた日本通。ロンドンで長らくプレイスのディレクターをしていて、引退後はアエロウェーブというEUのダンスネットワークを作っています。日本ではトヨタの審査員をしていたり、横浜ダンコレにも何度もきていた人。そもそも横浜ダンコレのおそとダンス一回目(2007)で「good morning dance 賞だ!」と話し始めたのが出会い。彼がちょうどプレイスを去るとき(つまりエディに仕事を譲るべくあまりオフィスにいなかったとき)、私がラッセルワークと帰国との狭間で悩んでいた時がほぼ同時期で、いろんな相談にのっていてもらったこともあり、すっかり仲良しなのです。
多分、日本でちゃんと生きていけるか最も心配してくれていた人だと思います。
ちゃんといきているよ、作品もつくっているよと様々な話をしました。
密かにAMANOGAWAの製作中の映像もみせました。とてもよろこんでくれました。

今回はオーストラリアのフェスティバルの視察にいってきた帰りに立ち寄ったそう。今でも日本大好きなのです。桜がみれなくて残念だとも。おそらく来年もまたくるはず。

年齢的には親子ほどの差なのですが、どう見ても孫とおじいちゃん。気さくで、優しい人です。

北海道滝川ワークショップ

滝川市は札幌と旭川の間にある小さな町。
周辺には砂川、深川など川シリーズがあるが、その分岐点として機能してきた歴史を持つ。
が、最近は過疎化が進み、なかなか苦戦している町でもある。

2009年におどりにいくぜで知り合った杉吉さん(画家)の紹介でくることになった滝川市。駅前のビルの3階にたきかわホールはある。
座席数200。決して大きくはない。小屋主曰く小劇場演劇の場合公演をすると赤字になってしまう規模。しかし様々な試みをつづけてきた。市民ミュージカルを作ってきたのもその活動の一つ。しかしながら、ここ5年ほど滞ってしまい、それを復活させたいのだという。

そんなところにやってきてしまった。
ミュージカルとはほど遠い振付家。
しかしながら皆さん暖かい方々で、いろいろやってみてくれる。
小学生チームは7人と少なかったものの、大人チーム(高校生大学生中心)は17人ほどにもなり、かなり活発なかんじとなった。

ただ、私自身が体調を崩してしまい、2日目はかなり厳しい状況に。春の北海道がだめなのか(昨年の大変さに比べれば全然ましな状態だが、救急病院のお世話にはなってしまった)
本当に情けない。反省も多くのこされた。
それでも本当によい人たちで、またこなければと思ったので、またがんばろうと思ったのでした。病院の看護婦さんとも仲良くなってしまったし。
杉吉さんが個展を開く頃にはまたいかねばと本当に思っています。

今後ともよろしくお願いします。

AMANOGAWA 映像制作中です

私が北海道でワークショップやら、腹痛やらで大騒ぎしている間にも、優秀なヤマワキさんと古里さんはこつこつ作業を続け映像/写真をまとめています。
私はことあるごとにチェックしたりしているのですが、本当にすごい良い感じにまとまっていて、ほれぼれします。ぜひみてください。
参加者の皆さんには24日、一般向けには25日より公開予定です。アルテリオは遠いけれど、ぜひみていただきたいものです。

札幌ちえりあワークショップ

ママ向けワークショップ@ちえりあ(札幌市生涯学習センター)

今回滝川でのワークショップにあわせて開催されたままさん向けワークショップ。
新百合丘での「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間」の延長上にあり、一回限りのワークショップ。

ままさんワークショップは需要があること、継続性が大事であること、さらにできれば入れ替わり可能な継続性が望ましいこと(こどもが熱を出したり、様々な用件がおきるため、気軽に来れる、休むことができる環境づくりが大切)と考えているが、私が入れる期間が限られているため、今回は1日2クラス限定となる。将来的に様々な形で応用されることは望みつつ。
今回も教文コミュニティダンス部のひろくん、ちひろさんにお世話になった。おそらくダンスワークショップの回数も限られる北海道。情報交換や、フィードバックも含めいろいろお話してもらうとともに、将来的に継続的なクラスへとつながっていってほしいと思っている。

内容はマッサージとストレッチがほとんどになり、創作要素はあまりはいらないで終わる。
大切なことは自分のからだに意識を向けることと考え、とにかくのびのびしてみることを考える。

終了後も継続していく上でどのようなことが問題か、どういう点に気をつけるべきか、霜害学習という視点でなど様々な話し合いをちえりあの方やダンス部と行い、充実した1日となった。(前日打ち合わせとあわせると2日)

ママ同士でこどもたちをみるようなシステム作り、ボランティアの方々の協力などが不可欠なこの企画。しかしながら若い世代に参加してもらえるなど、可能性も多く含む企画でもある。アルテリオの事例(ママだけではなシニア世代もまきこんでいたこと、場所もカフェの一角を利用するなどオープンな環境を試みたことなど)も参考に今後も膨らませていきたいと思っている。

ご協力いただいたちえりあ、教文ダンス部のみなさん、ありがとうございました。

2012年3月13日火曜日

確定申告

昨日の余韻でぼーっとしてしまい、病院の診察予約をすっぽかしてしまいました。
仕方がないので後から行って、薬だけはもらい、なんとかしのぐことに。情けない。

今日は自由業者といわれる職種であるだけに確定申告をせねばならず、今大慌てで書類を作っています。感動さておき。あさってには北海道行き。
手はずがまだできていません。どうしましょう。

レシートの束を整理しつつ気がついたのは
100円ショップと東急ハンズにいかにお世話になっているか。
前者は学校の教材用、後者は舞台用装置など。そういえばラッセルさんも東急ハンズにはアメイジングといっていた。

そして今年は静岡と札幌の往復を繰り返したため交通費がとんでもない金額になっていて驚きました。衝撃的金額。

なんとかだしてからいかねば。がんばります。

2012年3月12日月曜日

アルテリオのみなさん

アルテリオはアートネットワークジャパンが運営しています。

きののプロジェクトはAMANOGAWAの名前がつく前から「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間」などの形で少しずつ続いてきました。階段の所でおどったこともあったし(そういえばそのときも音楽は上地くんだった)、照明実験もしたし。
これらを支えてくれたのが、丑山さん、小島さん、友井さんの三人組。
いつもありがとうございます。

おそらく銀河鉄道の計画時、断念時、アマノガワへの再編成すべての経緯を知り、一緒に考え、作り上げてきた方々です。他のスタッフさんたちももちろんそれは知っていますが、いろんなことが本当にあって、皆様にもご迷惑をおかけしましたが、最も迷惑を被った人たちともいえるかもしれません。本当にごめんなさい。
ここで、この場所で何かを作らなければならない、ちゃんとのこしていかなきゃいけない、という意識はアルテリオの人たちと話す中からでてきたものです。私にとっての2年、アルテリオにとっての5年。その一部ではありますが、こうして形にできることをうれしく思います。
また新しく歩きはじめるために。

まだまだみてもらうためにどうするか、次へとつないでいくためにどうするか、課題は山積みですが、一緒に作ってきたものを大切に、がんばっていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。



今日はよくはれました。本当に。
旅立ちの日ですね。

尾花さん

尾花藍子さん、今回はアシスタントとして参加していただきました。
一般向けのワークショップを行う際、指導が行き渡らせるためにアシスタントをおくことがあります。今回はそういう意味合いもあるのですが、きのが舞台上にあがれないときに皆さんをひっぱっていってくれるような人ということでお願いしました。時間のキープという意味合いもあります。
ワークショップ中毎回これたのは参加者の中で彼女だけなのと、終了後の反省会や、様々なメールのやり取りも知っていることから、かなりいろいろサポートしてもらいました。
本当は彼女自身も表現者(パフォーマー)で、活動している身なので、アシスタントとしてはいっていただくのは申し訳ないのですが、お願いしてよかったなと思います。

今回の作品は表現ではないあらわれてしまうものに焦点を置いています。おそらく普通の人よりもパフォーマーである分、表現してしまう、作ってしまうところがあるため(これらは無意識かのもの)難しかったのではないかと思います。
でもだからこそ、参加者ときのの間でどんなかんじが足りないかなど感じられた、はなせたのかもとも。

今回のワークショップを経てこの次にどのような作品をつくっていくのかそれもまた楽しみにしています。ありがとう。

古里さん

古里麻衣さん、気がつけばまいまいとよばれるようになり、既にワークショップの方々もそう思っているくらいなじんでしまった、写真家さん。
どうしてもヤマワキさんの強力なキャラクターにおされ、遠慮がちになってしまうものの(ヤマワキさんはきのと同い年、まいまいはかなり若いのです)、一生懸命とり続けてくれました。
冷静でしっかり切り取るヤマワキさんとはまた違う雰囲気みたいなものが出てきたらいいなあと思いつつ、お願いしてみました。おそとダンスはとってもらったことはあるけれど、本格的にダンス作品をとるのは滅多にないと思うので、とても難しかったのではないかと、、、。舞台はくらかったり、照明が特殊だったりするのと、動きがあるのでとるのが難しいのです。でもワークショップも含め、それぞれの人の感じをつかむのがうまそうとふんでいます。
まだ写真は見ていません。
今頃選んだりいろいろで大変だと思います。が、とても楽しみにしています。

三浦さん

照明家の三浦あさ子さんはかめりあから引き続きつきあってもらっている方。
昨年トライアルとして作った作品(ワークショップのものときのデュオwith 田中さんのドラム)も照明デザインしていただいており、今回も本当は別件の公演がある中、途中抜けで参加していただくという荒技を駆使してきてくださいました。

1日で仕込みばらし込み、しかもワークショップの皆さんは託児他の理由もあり午後時間しかいられないので、すべての準備を午前中だけで終わらせなければいけないという過酷な条件の中、作っていただきました。そしてきのソロの照明デザインもしていただきました。(今回は最小限の明かりになるようにお願いしていたのですが、気がつけば物語のある光になりました)

でも実は照明トライアル実験を昨年していて、それらの結果はほとんど使われておらず、ちょっと残念な結果になりました。あの楽しい発見をどこかで披露しなければという気もしつつ、今回はもう目一杯。いつかの課題になりそうです。

いつもながら無理ばかりいってすみません。
でも一番この作品を見ていただきたかった人の1人かもしれません。
銀河鉄道ではなくなったかもしれないけれど、あちこちにそれが生きている。

見守る目そんな感じがします。

上地くん

上地くんは銀河鉄道時からの音楽担当者。即興ピアノ、ジャズ、バスクラリネットだけれど、作曲もする。普段のライブは爆音系のものも多いが、今回は静かにしっとりと、優しい曲を用意してくれた。
そもそも遥か昔ダンコレおそとダンス用に公園で録音してくれた(今は映画にいそしんでいる石川くんと)デモテープのタイトルがIhatovo(イーハトーボ)。今ももっています。別に銀河鉄道になったのはそれが原因ではないけれど。
いつもおそとダンスとかでピアニカとか即興だったので、きちんと何か一緒に作れたらいいなあと思っていたので今回やっと一緒に作ることができてとてもよかった。

音楽の人の時間感覚は独特とはいえ、夜中2時集合録音とか、朝までリハーサルとかかなり無理をさせてしまいました。今日も今頃成田に向かっている途中(現在はベルリン在住。)。忙しい中本当にありがとう。

茶会記パフォーマンスも含め、本当に幸せな時間でした。
いつもよりそってくれている、そんな感じの音楽をつくってくれる人です。

ヤマワキさん

今回の映像制作者ヤマワキさんは本当は写真家だという。
元々写真家だったのが、頼まれてチラシなどもつくるようになり(グラフィックデザイン)、映像も作るようになり、気がつけば舞台美術(森下真樹さんの月犬など)までてがけることになっていたらしい。かめりあチラシをみていただければわかるが、木野面と森下面は全く違っていて、しかし両方ヤマワキさん仕事というのが驚かれる。普段のヤマワキさんはもっとスタイリッシュなかんじの作品が多いが、かなり幅は広い。
そもそもは銀河鉄道のチラシを作ってくれていて、そのときにチラシデザインのために話していた言葉たちがアマノガワプロジェクトの発端となっていて、今回関わってもらった。

ワークショップ初日にいきなりインフルエンザ疑惑で凍り付いたものの、あとはきっちり通いつめ、アンケート作りからワークショップの反省会までああでもない、こうでもないと話し合ってつくってきた。

収録後、すごいいい絵がとれました!とえらく興奮して語っていたので(実際生でみてても本当に感動的なシーンがたくさんあった。そうなるよう作ってはいるのだけれど)、きっといいものになることでしょう。今頃編集でぐったりしているかもしれないけれど。楽しみにまつ。

ありがとございました!

AMANOGAWA 新百合が丘 20120311

AMANOGAWA 新百合が丘 20120311
無事収録がおわりました。
大変タイトなスケジュール、そして集中力が必要な作品であるにもかかわらず、皆さん本当によく頑張ってくださり、とてもいい作品となりました。映像作品として公開予定ですが、そのまま舞台作品としても成立する作品になったと思います。本当にありがとうございました。

今回のプロジェクトは1月に予定されていた公演「幻想 銀河鉄道」の一部に組み込まれるはずだったワークショップ参加者と作るシーンを現実化したものです。予想以上の応募があったこともあり、少ないワークショップ(私たちは5回行うのですが、受講者の数の制限のため受ける側は実質2回のリハーサル)で話し合いをしながら、イメージを膨らませながら、つくってきました。
集まってきてくれた人は新百合丘周辺(都内や横浜の方も含む)の17歳から63歳と幅広い年齢層の男女。職業も様々、とてもバラエティに富んでいて、またとてもオープンな方々で楽しく時を過ごすことができました。終了時には妙に仲良くなってしまい、別れがたいということも。

ここにいたるまでには多くの人が関わっています。
映像、音楽、照明、舞台多くの専門家たちに支えられ、迎えることができたこの日をとても幸せに思います。
できなかった公演を本当に申し訳なく思い、その時の思いがあったからこそ、今回の作品はあり、出来上がったのだと思います。

奇しくも川崎市アートセンター(アルテリオ)は指定管理者制度の入れ替わりのため、現在のアートネットワークジャパン運営下の最後のプロジェクトとなりました。この2年サポートしていただいて、様々なワークショップ、トライアルを行ってきた劇場とスタッフの皆さんに感謝の意味を込めて作らせていただいた作品でもあります。
実際に舞台作品では見ることができない客席を使用してのシーン、急な傾斜のある階段と扉がある故のシーン、川などこの劇場だからこその要素をいくつか盛り込んでいます。ここで作ってきてよかったなあと私が過ごしてきた2年について考えながら帰ってきました。

たくさんのことをおもいかえしていっぱい泣いて、朝起きたらとてもよくはれていました。
また前に向かって進んでいかねばなりません。
皆様、本当にありがとうございました。





25日よりアルテリオ2階のスペースにて展示を行います。お近くにお寄りの際はぜひお越し下さい。きのソロ「Never let me go」もあわせて上映します。
(映像/写真の2人はここからが正念場だったりします)