2011年10月8日土曜日

今後の予定

今後の予定
更新滞っていました。すみません。
ぜひぜひおこしくださいませ。問い合わせは木野までお願いします。

9月22日より毎週木曜日
川崎市アートセンター(アルテリオ)ワークショップ
「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間」
ゆるのびとよぶこのワークショップもリピーターが続出するようになり、かれこれ3回目になりました。今回は2回に分けて行うことで受け入れ人数を増やすことにしました。前回に比べ予約がとりやすくなっています(が、リピーターチームが気づき始めたので、新規の方はお早めに!)
http://kawasaki-ac.jp/th/cs/cs10/kino/workshop/

なお、1月公演に参加したい人も募集しています。動き自体は簡単なものですが、個性あふれる方を探しています。



10月
12日
加藤チャーリー千晴(ピアノ)との即興@七針
八丁堀にある小さなライブスペースです。実験的な試みを数多くしています。
今回はダンコレ外ダンスでご一緒した加藤さんのピアノソロにゲストで参加します。
私が参加する部分は即興ベースですが、加藤さんは現代音楽もひきます。ちなみにピアニストですが、鍵盤ハーモニカとバイオリンもひくみたいです。(そのときの流れにもよる。基本はピアノ)
近藤浩平「霧の流れる所」Op:105
後藤國彦「A midsummer night's variation」
A.ソレル/C.P.Eバッハ他だそうです。
Charge1200円

http://www.ftftftf.com/03_kihon.html

27日
これはまだ仮ですがアルテリオゆるのび最終回ということもあり、交流会を予定。現在の所1時半頃から30分以内でパフォーマンスを行います。はれていれば外で。ジャンベ(アフリカの太鼓)の山本祐輔くんとともに。

12月
10日
「ハコニワニハニワトリ」改訂再演@シアターX
9月に上演したハンダイズミ作品ですが改訂再演します。ハンダさん曰く「カーテンもないし大幅にかえると思う」とのこと。楽しみです。


そして!
きの新作公演は欲張ってダンスと音楽両方いれてみました。しかも大人からこどもまでたのしめる「今だからこそ扱うべき題材」を選んでみました。銀河鉄道初め賢治作品を読み返してみて改めて「今」見直すべき人であり作品だとおもいます。
出演者が他とかいてあるのはエキストラとして舞台に上がってみちゃう人を募集しようと考えているからです。ご応募お待ちしております。
応募方法は後日アップします。また、チラシも現在作成中。昨年「かめりあ」で好評だったヤマワキさんが気合いのチラシをつくっています。とてもきれいなかんじなので、ぜひお楽しみに!


『幻想 銀河鉄道』
2012年1月21日(土)14:00/19:00・22日(日)13:00
演出・振付:木野彩子
出演:荒木志珠、後藤茂、嶋田勇介、永井美里、木野彩子ほか
音楽:上地正彦、田中徳崇、山崎明子
前売開始:11月21日(月)
料金(全席自由・日時指定・税込)
[前売]一般 3,000円 学生 2,000円
[当日]一般 3,500円 学生 2,500円
小学生以下[前売・当日共]1,000円
※3歳未満のお子様は膝上無料(お席が必要な場合はお一人様1,000円)
※学生チケットは要学生証提示
※託児サービスあり(詳細はお問合せください)
クリエイション・サポート事業の継続支援アーティストとして2010年度から2年間、川崎市アートセンターでワークショップや新作の試演会を行ってきたダンサー・振付家の木野彩子。2年間の集大成となるこのダンス作品では、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」をもとに、最愛の妹を早くに亡くし「遺されたもの」として生きた賢治の生涯を追っていきます。生演奏と共に贈る、ここにはいない人へと思いを馳せる舞踊劇。
主催:木野彩子/川崎市アートセンター


大和田小学校

余談ですが
「ハコニワニハニワトリ」を踊った大和田さくらホールは昔は小学校でした。
北海道出身の私ですが小学校2年から5年の3年間だけは東京に住んでいて、その学校(大和田小学校)に通っていました。今でも図書館(2階部分にある)と資料室(やはり2階だが、別のコーナー)に当時の資料がのこっており、寄せ書きに名前があったりして驚きました。ひと学年1クラス。私たちの学年はぎりぎり45人いたため2クラスになって23人学級。校庭は一周回っても80メートルがぎりぎり位しかなく、運動会も大変。そんな小さな学校でした。
その後10年もせずにその学校は児童数減少のためなくなってしまい、老人ケア施設となり、老人すらも減ってしまったため文化施設となった次第です。(なにせ渋谷駅から3分ほどの好立地のため仕方ないです)
この20年くらい(私がいたのはもっと昔ですが)で渋谷の町は大きく変わりました。
当時の友人たちのほとんども中学校進学の頃には引っ越してしまいました。(私は5年生のときに引っ越してしまったので卒業もしていないのですが。。。)でも一番学校に近かった高野くんとこの果物屋さんは今もやっていて驚きました。
時代の流れについて考えさせられます。

eonnnagataきます!

私がロンドンにいる間お世話になっていた振付家Russell Maliphant(ラッセル マリファント)が来月きます。シルヴィーギエムさんのパートナーとして有名になった彼ですが、とてもいいダンサーさんです。当時ギエムさんはラッセルさんとじゃなきゃ踊りたくないといったほど。
ラッセル/シルヴィー/ルパージュ(映像の魔術師、元々は演劇の方ですが、映像を駆使した作品を創ることで有名なカナダの演出家)の3人による「eonnagata(エオンナガタ)」です。

正直に言います。
私は初演時ロンドンでみていますがちょっとやばかったです。
この世界の3大有名人みたいなプロジェクトなのに、今ひとつ盛り上がらず、ダンスともいいがたく、しかも日本をテーマにしていて、「着物」(スティーブマックイーンデザイン)「チャンバラ」(効果音付き)などもでてきて、私は間違って日本を伝えてしまったのではないかと思った記憶があります。大丈夫だろうか。。。そして元々日本テーマということもあり、当然日本に売り込むつもりだったはずだけれど時間がかかってしまったのも、初演時のレビューがあまりよくなかったせいだろうと踏んでいます。(ほとんどのレビューが3つ星、中にはギエムさん公演なのに2つ星も(涙))
が、3年近くが経過し、ルパージュ作品のほとんどが上演ごとに驚異的スピードで変更を加えていくこと、3人の技術レベル、スタッフのレベル(照明はマイクです!)もすばらしいことを考えるときっとよくなっていることと思います。そう信じたいです。
どのように変化しているか、気になるので、私はおそらく見に行きます。

たまたまですがラッセルのビッグな誕生日(イギリスでは10年ごと、並び年には大きなお祝いをする)も公演中に含まれているので、ダナ(ラッセル奥さん)もくるとのこと。久々の再会が楽しみです。

しかし、それも作品次第なので、ぜひともいいものがみたいものです。

11月17から20日@ゆうぽおと
http://www.nbs.or.jp/stages/1111_eonnagata/index.html

ハコニワニハニワトリ

ハンダイズミ作品「ハコニワニハニワトリ」踊ってきました。

ブログの更新が滞っています。ここのところリハーサルなどがたて続いていて、今日の夜は久々のオフです。というわけで一気に更新させます。

「ハコニワニハニワトリ」は「箱庭にはニワトリ」。私の作品を知る人はかなりリンクしていることに気がつくことでしょう。「箱女」「キノハコノコ」「in the room」。そしてちよっこたちとともにつくった「コケッコーなチキンライフ」(all Japan dance festival in kobe受賞作です。ちなみに特別プログラムといって受賞作上演時に「コケッコーなチキンライス」とアナウンスされてさらなる大爆笑を起こしたユーモアあふれる作品でした)など鳥ものも実は結構あるのです。そんなこともあり、なかなか思い入れの深い作品となりました。

木室陽一さん、秋月淳司さん、ハンダさんと4人の作品だったこともあり、久々に持ち上げてもらった(ラッセルカンパニー以来のことです)り、運動量が激しかったり、と結構大変でしたが、私個人はとてもこの作品に参加できてよかったと思っています。

ニワトリはどんなにがんばっても空を飛ぶことができません。しかも、3歩あるくとすぐに忘れてしまいます。でもだからこそ常に一生懸命走り回り、羽をばたつかせるのです。
たとえ箱庭から出ることはなくとも、
たとえ、空を飛ぶことはできなくとも。

好評を受け再演がきまりました。
12月10日シアターXにて。
ただしオペラカーテンなどはないため、かなり大幅に改定することになると思われます。ハンダさんからは池について考えるようにという宿題を出されています。
池、「the three cornered world」ではないですか。とても興味深いです。どのようになるのでしょう。詳細はまた後日お知らせしますね。