2011年2月13日日曜日

ダンコレコンペ部門2部について

ダンスコレクションに通いつめている。
アシュフォードさんがいるせいもあるが、現在進行形で今日本に必要なダンスとは何かと考えるいい機会だし、評ではでてこないそれぞれのダンスをきちんと観たいと思うせいでもある。
こういうときに思う。
評というのも文化の1つでそれを支えることも必要だと。

さて、今年新設された2部という部門がある。大学在籍中もしくは卒業後1、2年の子たちが集まっている。場所はギャラリーで、例年と比べたらじゃなりレベルアップしたけれど、劇場というほどしっかりしていない。そこで何ができるかという部門。

今回これの1、2日目を観て(残念なことに3日目は観れず)衝撃的だったのは
あまりにも学校色がでていることだった。
友人は学校のこと等しらないので、純粋に楽しんだようだが、私はそれぞれの学校の色をしっているため、ちょっと気持ち悪くなった。
各振付家の個性とか能力ではなく、学校の色。
これで評価をつけてはいけないのではないか。
逆に言えばこれだけの多くの学校があり(主に大学)、専門教育を受けている子が多いということでもある。私たちの頃にはなかったコース等が新設されて、本当に可能性は広がった。
でも、そのなかに日本の現在の問題点があるのではないかと思う。
アカデミズムはあくまで通過点であり、そこからいかに抜け出すかが大切だ。
学校がしっかりすればするほど、真ん中があつくなる。ずば抜けた何かがでてくるのをおさえてしまう。
はみだしっこ、はずれっこ、それらはもしかしたら次へつながるはじめの一歩かもしれない。優等生っぽい作品を見ながら、そんなことを思った。
アカデミズムは必要だ。
しかしそれを疑うことも必要だ。

私はどちらかといえばはいれなかったみなので、そんなことを思う。

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