2010年10月30日土曜日

made in SPAC

裏話的になりますが、
今回の作品は昨年の今時期には計画が進んでいて、結構長期戦で考えていました。実際にワークショップにいけるようになったのは6、7月からですが、それまでの間にあちこち見学やらボランティアやらいってきたことも大きな収穫です。
また、同様に夏の間お仕事にいっていたSPACの静岡舞台芸術公園でも作品制作はつづいていました。ああでもない、こうでもないとひとりで右往左往している時間をとれたのはとてもおおきかったです。今回協力ということで勝手に名前を入れさせていただきました。ありがとうございました。


今回の作品はスパカンファンリハーサルの後ひそかにつくり続けていただけに、
まるでスパカンファンのこどものようなところがあります。
単純に夕焼けで走るさのすけ君だけではなく、
木の棒のシーン(そもそもは舞台装置のかわりに何もなかったので木の棒をたててみたのです)
はしダンス(箸=轍ダンスはそもそも饗庭用につくったイメージでした。が、たかせくんよりお箸をもらってそこから意味がふえました)
お年よりダンス(どうしても初期プランからあったもので外せませんでした)
随所にスパカンファンで触れていたことがでてきています。
さらにEdgeの虫の声は静岡舞台芸術公園の音を録音しました。
(初演時はHonoluluというグループのアコースティックミニマルミュージックでした)
そういうわけで、実はMade in SPACともいうべき作品です。

スパカンファンのかなちゃんもみにきてくれ、とてもうれしくおもいます。
一方で、まけないぞと思いました(笑)。

しかし同じようなものをつかっているのに、どうしてこんなに作品カラーが違うのでしょう。これもまたニヤカムマジックだなあとつくづく思いました。
こどものこども。
小さいながらも。


言語の使用について

今回様々なコメントをいただいてますが、
言語の使用についてここまで多くの声をいただくとは思っていませんでした。大きく分けて2種になります。
①そもそもこの作品に言葉は必要か
ダンスなのだから言葉をつかわずに表現することをつらぬくべきではないか
②寺山修司は必要か
最後の寺山詩はとても印象深いとともに、他人の言葉でしめくくっていいのか?というきがする。

①について
言語の持つ力は強い。だからそれをおさえないと身体の表現が消えてしまう
のではなく
言語の持つ力は強い。身体の表現はそれを越えるのか
と私は思う。
演劇を多くみてきて、しかし私は台詞と台詞の間の目のやり取りや、空気の変化の方が気にかかっていて、言葉そのものではなく言葉から膨らんだイメージをみているように思っている。言葉の意味を越えたなにかの集積ができないかと思う。
が、しかし今回素のきのをだすために苦手な言葉を利用したのは認めざるをえない。言葉を普通にしゃべる時、私は確実に普通の木野彩子になる。(今回は演劇ぽかったという声もあるが、劇場が大きかったのと、緊張具合のせいもある)そういういみで利用し、しかしそれを裏切るようにラストの絵がある。と私は構成してみたが、裏切れたのかどうかは不明。
そこに詰めの甘さがあるのかもしれない。
なお、杉劇チームの台詞はきの作成ではなく、既にあったレパートリーからきているもの。電車等、あまりにイメージがぴったりだったため、この作品のためのものだと思った人も多いが、違う。

②について
きの祖母の台詞をもっといかせなかったのか、寺山じゃなくてもよかったのではという声も大きい。ただ、正直にいえば私がかえってきて1年。いろいろ祖母とも話すが、祖母の声を聞ききれたとはいえない。できるだけ時間を過ごすようにはしたものの(そして録音もとったものの)長い間の不在、そして孫と祖母という関係ではやはり距離がある。そう簡単に言葉を拾うことはできなかったというのはある。
1年。長いようで短い。
そして短いようで長い。
私はこのクリエーションをできてとてもよかったと思っているが、本当にはじまるのはこれからだとも思っている。
また、一方でこのクリエーションを木野家個人の話しにするのではなく、ある種の普遍的なものにつなげられないかと考えた結果として杉劇チームや寺山修司詩におこしいただいた。
寺山詩にであったことで、この祖母のお話は私本人の話しとなった。そういう意味でこの詩なくしてはこの作品は終わらなかっただろうと思われた。
プログラムに全文を掲載したのもそのためです。

しかしながら、
言葉に対する言及はもっとなされるべきだったという舞踊関係者の声は多く、
(ちなみに声はよかったという演劇関係者のこえもあるがおいておく)これについては次回作以降に持ち越しの議題としたい。

コメント募集中です。

2010年10月29日金曜日

風邪を引きました

Edge をやると風邪を引くというジンクス(?)のとおり、おもいっきり風邪を引きました。
さすがに動けませんで、学校仕事はこなすものの、時間短縮(涙)。それでも体育館6時間というのがきいたのか、更に悪化し、現在も鼻風邪がひどいです。熱も少し。
書かねばならないことが多いのですが、上手くまとまっておりません。
正式な推敲はまた後日になりますが、少しずつ、今回の舞台で考えたこと、またフィードバックから考えることをあげていきたいと思います。

2010年10月25日月曜日

かめりあ無事終了しました

かめりあ
無事終了しました。
本当に大変な公演で、なんとか無事という感じでした。赤煉瓦史上最高の仕込み量といわれ、また杉劇リコーダーずなど関係者もたくさんいて、怒濤の感じで突き進んだような会でした。
様々なコメントをいただいていますが、それもまた今後の課題として、考えていきたいと思います。まずはねます。
見にきてくださった方、本当にありがとうございました。
なんだかいきなりみちゃった方、(杉劇チームや、きの家族、ビール屋さんでお会いした方とかまで含まれる)驚いたことでしょう。ダンスにもいろいろあるのでこれがすべてではないです。これを機にダンスも面白いかもと興味を持ていただければ幸いです。
本当にいろんなことが起きてしまったので、それらについてもかかねばなりません。
また後日。

本当にありがとうございました。

2010年10月24日日曜日

1日目おわりました

1日目を無事におえ、
杉劇チームもよく頑張り、なんとかのりきりました。
最後までどうなることかと思ったけれど、まあ、なんとかなるものです。
まだ今日夜の会があるので、気を抜けません。

森下初日もみることができました。
全く違う作品スタイルですが、とても中身の濃い、面白い会でした。
両作品まだチケットあります。お時間ある方はどうぞ!(というか、みないと損かも。)

詳しいことはまた後日。
では!

2010年10月18日月曜日

森下さんとの共通項

同じ日に公演とはいえ、別リハが続いている森下さん。
元々なんの共通項もないといわれながら集まったわりに、スタッフ(スタッフは両方の稽古をみている)たちはなにか近いものを感じるのだそう。
同い年
そして作品は自分語り。
さらにソロ。(私は杉劇がいるけれどもだ)
34歳、なにか語りたくなるのだろうか。
私たちはお互いにリハをみることはなく、おそらく当日みてびっくりなのだけれど、そのときをとても楽しみにしている。
2作品を見比べると30代女子どうするよみたいななにかがみえてくるのかもしれない。
お時間ある方はセット券でどうぞ。(予定されていたJOUさんの海外ダンサーの話しを聞く会はできなくなってしまったのだけれども、赤れんがの紅茶屋さんは割引になるのだそうだ。ついでに開港記念館ではインドフェスだそうだ)

なお、森下さんと美術のヤマワキさん(チラシもつくってくれた)は愛媛は松山出身で、私の作品を手伝ってくれているといちゃんとすごい近いことがわかった。しかも同い年。森下/戸井は元ダンス部。恐るべし愛媛勢。狭い世界に笑う。

ゲネ

ゲネラルプローベ(リハーサル)ですが
今回2作品が並ぶという特殊事情のため21日に行われます。
23、24日におこしになれない方、お金ないけれど(これ切ないところ)どうしてもみたい方、いやいやきの作品すべてみつくしてやるぞという方、21日夜あかれんがにお越し下さいませ。
関係者限定ですので、お越しの際はあらかじめご連絡いただきたいと思います。
なお、関係者ということでゲネをみた場合は感想、だめだしばんばんいっていただきます。どうぞよろしく。

ゲネってなんでゲネなんですか?とみきちゃんにきかれたことを思い出す。
英語ではgeneralつまりジェネラルって発音なのに。。。
ニヤカムさんはゲネ(ゲネラルプローベ)といったら通じなかった。ということはフランス語でもない。というわけでご存知の方いらっしゃいましたらコメントにどうぞ。

2010年10月14日木曜日

今更だけれど公演の告知

ここまでかいてきて、うっかり公演内容がこの場にアップされていないのはおかしいという指摘をうけました。まあ、ページみてはじめにのっていなきゃ、気がつかないよということでしょう。そこで、再度のせます。今度は森下さんの情報も。


Yokohama Red Brick Warehouse Dance Project VOL.3 
木野彩子 新作『かめりあ』 ~主なくとも庭の椿は咲きつづける。ただあるがままに。~  
森下真樹 新作『月の的を射る犬』 
「横浜ダンスコレクションSolo×Duo<Competition>」受賞振付家である木野彩子そして森下真樹。受賞から時を経た今、受賞を記念した新作公演を行います。
 ◆木野彩子新作『かめりあ』
 今回は以下の3つの作品を一挙上演します 
 ・受賞作『Edge』のリメイク
 ・杉田劇場の杉劇リコーダーず(57歳以上のゴールデンエイジと小学生から構成されたリコーダーグループ)への振付作品
 ・渋谷美代子(木野の祖母)との対話を通じて創り上げた新作
 「年をとるということ、大人から子供へ、祖母から孫へ伝えること、伝えられたこと」をテーマに、一人一人の当たり前の生活のなかに普遍的なダンスのテーマを見出す試みです
木野彩子の新しい側面をぜひご覧ください 

◆森下真樹新作『月の的を射る犬』 
ワタシは誰でしょう?ワタシは一つではない。月が満ち欠けし朔から望へとその表情をかえるように、ワタシから表出するダンスも一つではない。
受賞から6年、ダンスを通して色々な人や場所と出会った。改めて確信したのは100人いたら100通りのダンスがあり、そのどれもが他のもので代用などできないかげがえのないものであるということ。ワタシの原点。そして今回の新作ではその先へ。
「月の的を射る犬」は何を射ようとして、盛んに吠えるのか。
皆さま是非お見届け下さい。     
 ■森下真樹 WEBサイト http://maki-m.com/ 
■Twitter   『森下真樹』 @makibanban
        『月の的を射る犬』 @tsukiinu_maki 
【日時】いずれも開場は開演の30分前を予定 
木野彩子『かめりあ』
2010年10月23日(土) 14:00開演
10月24日(日) 18:00開演 
 森下真樹『月の的を射る犬』
2010年10月23日(土) 18:00開演 10月24日(日) 14:00開演 
※各日とも、夜公演(☆)終了後にアフタートークを行います。
 23日(土)石橋源士(「月の的を射る犬」ドラマトゥルク)×森下真樹 
24日(日)榎本了壱(クリエイティヴディレクター、プロデューサー)×木野彩子 
【会場】
横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール 
http://www.yokohama-akarenga.jp/hall_space/calendar1010.html 
横浜ダンスコレクションEX「ダンコレブログ」
http://ameblo.jp/ydcr/ 
【チケット料金】
《一般》【前売】3,200円【当日】3,500円
《学生》【前売】2,500円 【当日】3,000円
お得なセット券もあります
○森下真樹・木野彩子2公演セット券 5,000円(日付指定・前売りのみ)
○象の鼻テラス(まことクラヴ)×赤レンガ倉庫1号館公演セット券(3公演分)7,500円
詳細は横浜赤レンガ倉庫1号館(045-211-1515)へ 
 【チケットお取り扱い】
チケットぴあ http://t.pia.jp/ *「木野彩子」「森下真樹」で検索してください
JCDNダンスリザーブhttp://dance.jcdn.org/search/search.jcdn *「木野彩子」「森下真樹」で検索してください
横浜赤レンガ倉庫1号館 045-211-1515 
【お問い合わせ】
横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
045-211-1515

雑用(といっても大切な)に追われる日々

本番一週間前になってきて、かなり切羽詰まっているはずなのに、妙にういているきのです。
1月に行うアルテリオワークショップ/発表会のお知らせをつくって印刷したり(できました!なので公演時に折り込まれます。)、杉劇チームの笛を入れる袋を作成していたり(なんとレッグウォーマーを改良してつくってみた)、舞台構成表をつくっていたり、音楽を編集しようとしてガレージバンドを使いこなせず脱落したり、杉劇チームの練習のDVDを作成したり、過去作品のダイジェストをつくったり、授業の準備をしていたり、とにかく、なんだか踊る以前にやるべきことが山積みで、大混乱でした。
で、大分おちついて、今日稽古にいってみたら膝にきました。
だめですね。
年でしょうか。
仕方がないので、今日は早めに休むことにします。
ちゃんとご飯を食べたり、寝たりというあたりまえのことをきちんとしないと身体がもたなくなってきています。

まことクラヴ公演みてきました

昨日、まことクラヴ公演みてきました。
象の鼻、赤れんが協力ダンスプロジェクトということで、いろいろ共同作業してきたまこくらさん。すっかりなじみですが、実はフルレングスの公演をはじめて見ました。オクトーバーフェストののせ具合をみてて、大体こんな感じだろうことはわかってはいたけれど、なかなか楽しく拝見しました。
えりなさん考案の映像かさねとかちょっといいシーンもあり(これはだんなさんとの連係プレイにより実現している)、またよい大人が横浜の街を全力疾走している根性もあり、まさしく大人の部活動。ある意味贅沢な活動です。
どうも出来上がったのは直前だったようで、(3時間前までは本当にできるのか不安でしょうがなかったみたいなことを遠田さんはいっていた)ということはこの数日の間にまた進化していくことでしょう。
さあ、私たちもしっかりしないと。
ちなみにその後チケットを売り(しかもセット券)、かえってきたのでした。

2010年10月11日月曜日

杉劇リコーダーず

杉劇リコーダーず。
すぎっこだと思い込んで長いこと書き続けていたけれど正式名称は杉劇だった。今更ながら反省。
今日も練習でこの数日で一気に成長。
さのすけ君もひとりで数をかぞえれるようになったし、みんなもきのなしで踊れるようになって、とりあえず舞台での稽古を待つ。

もともと小学生と大人という不思議な組み合わせのチームだけれど、杉田劇場館長さんはじめ皆とてもなかがよく、ここにくるとなんだか元気になってかえる気がします。
私自身の作品は個人作業というかしずかに考える時間も多いのだけれど、人の持つ力は偉大だと感じさせられます。きの作品はもちろんがんばりますが、実は結構このリコーダーずの試みはすごいことなのかもしれません。(横浜の財団としてもこうして施設間が協力するという点で珍しい試みなのだそうです)振付けのいい悪いということを越えて、最後の演奏を聴きながら、涙がでてきました。
踊りという以前の表現をすることの楽しさみたいなものが詰まっているような気がします。
歌って踊って笛もふけるリコーダーず。こわいものはありません。

リコーダーずの演奏会は多々ありますが、踊りも踊るのはまずないので(はじめての試みです)見逃すわけにはいきません。ぜひごらんくださいませ。

なぜか梅ジャムいただきました。
おいしそう。自家製だそう。
元気だけでなく、いろんなものをいただいてしまっています。
ありがとうございます。

2010年10月9日土曜日

アフタートーク

アフタートークゲストは榎本了壱さんにきまりました。
榎本さん、2003年のときの審査員。おまけに「Edge越える作品は10年かかってもつくれないかもしれない」という名言を残した人。当時のことをふまえ、更に現在に至るまでのきの作品の経緯を知るという点で貴重な人です。おまけに学校の先生なので、話すのも慣れているし、適役だとおもいます。
先日榎本ゼミ(日大芸術学部にて)にて運動の制限により新しい振付けの方法を探る試みのときにお話しましたが、踊りの人ではない分発想が近いのかもしれません。どんな話しになるのかたのしみです。

なお、アフタートークは夜の会(24日)終了後のみになります。23日の皆さんごめんなさい。
かわりにというわけではないですが、JOUさんが海外のダンサーの話しを聞く会を計画してくださっています。23日終演後森下作品を待つ間など、ぜひぜひご参加ください。
そういうわけでこの23、24日はレンガにくるとダンス漬けになります。
どうぞよろしくお願いします。

杉劇リコーダーず

杉劇リコーダーず(すぎっこというのは正式ではないということがわかりました。すみません。間違えです)との練習が追い込みにはいってきました。
人数がなかなかそろわず、最後まで何がわかるかわからない状況ですが、メンバーは学校もあり、お仕事もあり、この連休中の練習で杉田での練習は最後。後はレンガでの照明との合わせになります。
大丈夫かな。
私にとっても、これだけの少ない期間で舞台にあげてしまうというのははじめてのことで、とてもドキドキしています。自分の作品も心配なんですけれどね。

今回のメドレーは結構きの新作とリンクしていて、表裏のようになっています。
そういう意味でも実はすごく重要な役割を担っていて、いいものになるよう最後までがんばろうと思います。


きの作品の方は赤煉瓦ギャラリー部分での稽古(たまたま展示入れ替えの間あいているそのすき間をぬって練習させていただいていた)が終了し、何となく通せるようになってきました。しかしこのままでいいのかまだ悪戦苦闘中です。
3つの作品がリンクしているため、再演はなかなか難しいと思います。ぜひこの機会にみてくださいね。

2010年10月8日金曜日

神奈川新聞取材をうけました

なんと新聞の取材なるものをうけました。
めずらしく。
しかし稽古の合間だったため、髪の毛ひっつめ、シャツもだぼだぼ、もちろんスッピン、もう少しかっこ良くしてくるべきだったのかもしれません、、、(といってももう遅い)
森下さんと作品のお話をしました。
今回2人とも受賞者公演ですが6年/7年経っての公演ということでこの6、7年の間に何がおきたか、どのようにかわったかに話しが及びました。生活は180度くらいかわりました。
私はそれでまた戻ってきた感がありますが、それでもこの自由人的な生活になろうとは7年前誰が予想したでしょうか。
というか、そんな生き方もありなのかといわれるくらい、すき間産業的に生き延びています。大丈夫なのだろうか。。。
ともあれ、近々のるらしいです。また報告します。

オクトーバーフェストでおどりました

オクトーバーフェストで踊ってきました。(10月5日)
しかしすごいイベントです。
昼間っからみんなビールのみまくり。(それもかなりの人)
とぶようにビールが売れていきます。
(冷静に考えると、入場するだけでお金とられるし、グラスはデポジットが必要だし、お値段は高め。でも好きな人にとってはたまらないようです)
なぜか韓国人に写真にはいってくれと気に入られたり(しかもリハーサルの光景を見て)、3年ぶりくらいにあう知り合いにたまたまあって、宣伝ができたり、帰りがけにさっき踊っていた人だーといわれたり、結構もりあがりました。
しかし結局フェスト自体にはいけず(なにせラストオーダーは8時半と早いのです)、17日の会期終了までにいけるのかなあ、と考えています。(多分いけないと思う。。。)
まあ、ヨコハマビールだったら飲めるところ知っているからそっちに行けばいいのだろうなあ。

2010年10月1日金曜日

オクトーバーフェスト

赤れんが倉庫前ではドイツビールの祭典オクトーバーフェストがはじまります。
もうでかいテントができていて、ドイツから楽団もくるのだそうです。
昨年も対岸(バンカート)から大騒ぎしているのをみていました。

なんと今回木野/森下/まことクラヴ三組はここで踊るのだそうです。急に決まりました。
しかも5日。(もうすぐじゃん)
みたい方は7時半ごろを目指して赤煉瓦にきましょう。
乱入したい方も大歓迎です。(その場合は少し早めの18時すぎを目指してきてください)
ドイツビールはともかく、踊ります。

そとダンス企画、こんな展開になろうとは思っていませんでした。

照明合わせ@赤れんが

ここ数日は照明/音響/舞台監督との打ち合わせに明け暮れる。
ラッキーなことにこの3日間は赤煉瓦があいており(たまたまイベントとイベントのあいまで、舞台のところになぞのダンがあったりするが、それでもこの広さを確認できるのはありがたい)、照明実験等をしながら(相変わらずだ)舞台機構をきめたりする。大黒幕/袖幕なし。シンプルな赤煉瓦で勝負することになる。
なお、森下公演も切羽詰まってきているので、二人でシェアしており、よくはなす。作風は全く違うけれども近い何かを感じる。なお、森下さんは洗濯機をもってきていてびっくりした。電車と洗濯機、どっちもいい勝負になってきた。

練習場所に舞台を使えるというのはなんとすばらしいことだろう。お金はないけれど贅沢なプロジェクションだとつくづく思う。れんがのみなさまありがとうございます。
(赤煉瓦は特に広いのでホワイエやバックステージで待っている時も稽古をすることができる。私と森下さんは赤れんがが使える日は常にくっついています)

イベントでいっぱいいっぱいに埋まっている煉瓦でもこのような時があるということは、地域の劇場ではあいている空間はもっとあるはず。若手のアーティスト等に安く(あるいはただで)貸し出したら、それだけできっと日本のパフォーミングアート界はかわるのではないだろうか。
支援はお金だけではない。
赤れんが、アルテリオともに、人にどれだけ助けられていることか。
つくづく思う。

先日も黄金町周辺の若手のアーティストさんたちとお話をしながらそんなことを思う。
お金も大事だけれど、お金だけではない。
何のために作品をつくるのか。誰のためのものなのか。そして人を巻き込むのはなんのためか。