2010年7月31日土曜日

小出さんに再会

よねじ君再会についてきかましたが、今日もまた小出さんに再会しました。
2004年在研でパリに行った4人のうちの一人、バレエ系なのでうえの君ほど仲良しな感じではなかったものの、よくクラス等でお会いしていた小出のけんちゃん。(沼口のけんちゃんもいる)
なんと森本京子さんの作品にでていて、しかもうちのなかの(既にうちのかんじ)野外劇場での公演でした。
もう5年ぶりくらい。久しぶりー。
相変わらずよくきれる身体と、美しく正確な動き。すばらしいことです。
私はどっちかというといきおいというかのりでふらふらしているようなもので、こういう人をみるとすごいなあと思います。(本人はジャンプとかとべなくなってきているしとかいっていますが、、、まあ、まだまだ大丈夫でしょう。)
で、もっとすごいのが森本さんです。
この2時間に渡る作品を主役で踊り、振付け演出をし、指導しているわけで、それがすごい。
えらいことです。そもそもこの人はおいくつなんでしょう。

ダンサーには年齢を感じさせない人が多いですが確実に魔女のレベルです。
先日WWFで牧野先生は魔女魔女いわれていましたが、ここにも魔女が。
ちなみに演目は血の婚礼(つまりロルカ)でした。

なお、今日は宮城さんが稽古にいらしてくださいました。
とんでもなく意訳しているのがばれました。
はい。
とりあえずがんばってくみとり、それをわかりやすく伝えよう、ついでにきのテクニックを加えようとするとこうなります。いかにきのがヨーロッパで英語(あるいはフランス語)ができないのに生き延びてこれたかがかいま見れます。音のリズムとのりを損なわず、しかも迷わない、その度胸。通訳としてはだめだめですがアシスタントとしては結構働けているような気がしています。(でもしっかりものよねじと若宮さんに支えられています、、、)

まだまだ修行が必要です。
しかし幸せなことですね。

よねじと再会

今回のプロジェクト、私だけでは不安とおもったのか、スパックチームより助っ人が登場しました。
大保さん、植松さんといったオーディションより一緒の制作チームの他に、演技部よりよねじ君と若宮さん。
よねじくん、(当時から仲良しで、どうしてもさん付けでよぶのが変な感じがします。)元同期です。
今から10年以上前のことだけれど、その当時より突出した運動神経をもっていました。私はどちらかといえば運動オンチなほうですが、私の周りには高い能力を持つ人が多くいます。そのなかでもかなり動ける方だと思います。俳優だけれど、ダンサー並み。
おまけに人懐っこく、すぐなじむ。今回も気がつけば一緒に踊っています。
とても心強いです。
ニヤカムさんにライオンみたいとかいわれていましたが、こころ優しい、よいひとです。

静岡ニヤカムワークショップ

基本的に私はニヤカムさんの通訳兼助手です。
なので、お仕事としてひたすらニヤカムさんについていきます。

子どもたちのリハーサルはもちろん、グランシップで行なわれたワークショップや機関誌のインタビュー、ついでにスーパーマーケットのお買い物。これでもうすっかりニヤカムマニアです。

グランシップという東静岡の駅前にある大きな劇場でおこなわれたワークショップ。
SPACの劇場とくっついていますが、全く別団体で静岡芸術文化振興財団さんの持ち物です。中もつながっていなくてそれが不思議。鈴木忠志さんの意思を感じる、、、。ただ、今後せっかくお隣同士だし、連携していきましょうということになったようです。たまたま子ども向けの演劇フェスティバルをやっていてその連動企画でワークショップを行ないました。

2日間、それぞれ25人くらいの子どもたち(なぜか2日目は5歳くらいの子どもが増えて、さながら幼稚園のようになりました)、大人たちが集まって、ニヤカムさんと一緒にアフリカンダンスを踊ります。
声を出す(歌を歌う)こともダンスと同じくらい大事なんだ!
とか
遊びだけれどこれはあくまでダンスなんだ!
とか
音楽の人たちが(なお、今回は静岡在住のセネガル人アリさん他3名の音楽人が参加してくれました。)僕たちを踊らせてくれる、そして僕たちのリズムが音楽をつくる。
とか
アフリカンダンスではすべての動きに意味があるんだ(特にニヤカムさんがつくる振りのほとんどは直接的につながる意味とストーリーがある。例えば一日目の最後にやった振付けは「しっかりものの女の子に対し、路上でねっころがっている怠け者の男の子がかわいいねとか声をかけてくる。そんなこといっている暇があったら、ちゃんと働きなさいよ!生きていくためにはお仕事しないとだめなのよ!と怒る」みたいなお話だった。)
とか
そらと大地と音楽の人たちに感謝の気持ちを
とか。

そのうちニヤカム語録がつくれるに違いないと思います。

2010年7月28日水曜日

花火大会

本日静岡日本平は花火大会でございます。
静岡中のタクシーが集まったのではないかというくらいたくさんきています。
すごいなあ。
なお、私たちはグランシップでワークショップを行ない、その終わりかけにギリギリ間に合った次第です。携帯でとったのですが、あまり美しくはなく。。。残念。でもきれいでした。

花火と祭りがすきという江戸っ子のような(実際には違うけれど)私としてはうれしい限りです。日曜日から実はお祭りモードが続いていて、ちょっと楽しくなってきました。

静岡いりしました

昨日より静岡におります。
静岡舞台芸術公園は日本平の山の上にあります。静岡駅からバスですが、このバスは1日に4本しかない。なので車がないと生活はとても不便です。しかし住環境も、稽古場もしっかりとあり、つくるにはもってこいの環境です。(飢えないことだけを気をつければいいのです。)
昨日は子どもたちとのリハのあと(その前にニヤカムさんと一緒に動きをつくったり覚えたりしているので私たちは1時間くらい追加で動いている)、テクニカルの打ち合わせに。今日は練習のあとグランシップの方でワークショップに。
皆さんお気づきの通り、体力のない私としてはかなりのチャレンジでして、それにそなえ、早寝早起きの健康的な生活になりつつあります。今回はフライパン等も持ち込んで完全に自炊ができる環境を目指しました。(炊飯器を買うか迷って、今のところはないままですが、フランス時代を思えば、楽勝です)今日の朝も早速ご飯を鍋でたきました。IHというのでしょうか、電気タイプのコンロは余熱でご飯が炊けるので簡単です。
自分の稽古もしなければならないので、しっかりがんばろうと思います。

忘れ物はポストに

静岡へ行く前日のこと。
突然ゆうちょ銀行からお手紙が届き、カードが届いていますとのこと。早速保土ヶ谷までとりにいってみました。
なんと長いこと前になくしたお財布と家の鍵がポストにはいっていたというではないですか。
ちゃんと遺失物届け警察にだしちゃったし、家の鍵も付け替えてしまったし(実は結構お金がかかるものなのです)、カードも再発行してもらったものもあるし。
もう、遅い、、、のだけれど、帰ってきたのはうれしいです。
母からもらったお財布というのもありますが、フランス時代から苦楽をともにしたくまちゃん(鍵についているキーホルダー)、親友にもらったホワイトタイガーちゃん(ネパールかどこかの指人形でとてもかわいい、これも鍵についている)、ロンドンで「りんりんサイコ」とよばれるきっかけになった北海道神宮の鈴守り(これも鍵に、いくつついているのかとつっこまれそう)。やはりうれしいものです。
現金はなくなっていたけれど、カードの損失はなかったものと考えられ(まだ止めたままなのですが)、ヨドバシのカードとかもはいっていたので、おそらくそれもまだ使えることでしょう(なお、現金よりはヨドバシポイントの方がたまっていたりして。当時お財布の中にはいっていたのは、どう水増ししても5000円以内)。ありがとうございますー。

ビデオカメラだけは帰ってきませんでしたね、、、。

あのこにはロンドン時代にとってた素材がいくつもはいっていたのに。
それが残念。

2010年7月21日水曜日

記者会見のその後

記者会見、誰がみるのか謎でしたが、一応その模様がアップされていますのでお知らせします。
http://d.hatena.ne.jp/dance300/
高橋森彦さんのブログ。

ネット放送局等もきていたので、そのうちアップされるかもしれません。ありがたいことです。
一般の方はもちろん、できるだけ知り合いの方々にもみていただきたいと思っています。ぜひぜひ本番ごらんくださいませ。

2010年7月20日火曜日

記者会見

記者会見無事終了しました。

ここ数日暑い日が続く関東エリア。
昨日は静岡でSPACこどもたちの映像撮影に手伝ってしまい、
今日も登場は外ダンスからということで完全にマックロクロスケ、熱射病気味。です。
このままでは黒Edgeになってしまう、、、(なお、2003年青山での再演のときにも友人にいわれていたのです。あまりにも気を使わなすぎる、でもまあ、黒くてもいいのかもしれませんね、目立つし。と。)

ほんとは木をもっていったんですけれど(森下さんと木野の公演はなぜかスタッフも皆木がつくということでシンボルとして。だってトップだって藁谷さん。そしてその木がおそらく唯一の共通項。。。)電車には乗り込めたものの、くる途中の暑さでだめになってしまいました。すごい、ショック。それくらい暑かったのです。ちなみに海辺にはものすごいクラゲ。。。大量発生してました。

実はこの記者会見、結構長い打ち合わせ期間を経ていて、よくぞ実現したぞというような会です。おそらく前代未聞、そして今後もないでしょう。しかしたびたび森下さん/まことクラヴさんにあったり話したりできてとても楽しかった。とりあえず全く別人種だけどお仲間に混ぜてもらって楽しい時間を過ごさせていただきました。


なんだか予想外にいろんな人がみてくださり、ありがたい限りです。
前にバンカートでよく話していた方まで(笑)。こういうところがヨコハマの恐るべきところです。おそらく近々まことクラヴHP及び象の鼻、赤れんがの各HPにのるはずです。あと、ヨコハマのインターネット放送局。ご興味ある方はどうぞご覧ください。


余談ですが、象の鼻でジルジョバンワークショップが9月に開かれます。まだ決定したばかりだし、プロダンサー/振付家向け。(プロとはどこからかという疑問がわくけれどもだ)
ただ、興味のある人はぜひチェックを。昨年のダンストリエンナーレもぴりっときいた作品だしていました。

2010年7月18日日曜日

今後の予定

今後の予定をアップしました。
どうぞよろしくお願いします。



7月20日(火)14時から
象の鼻テラスにてまことクラヴ、森下真樹との記者会見
何がおきるのでしょう。本人たちもまだまだわかっていません。


7月末より9月初めSPAC(静岡舞台芸術公園)にて振付け助手仕事にはいります。

SPAC- ENFANTSスパカンファンプロジェクト「ユメミルチカラ REVE DE TAKASE」
静岡市内の中高生とカメルーン出身のMerlin Nyakam氏のプロジェクトに振付けアシスタント参加。
9月4、5日(静岡公演)12日(磐田公演)23日(かつらぎ公演)



8月23日
榎本了壱ゼミに出張予定
と、いうのも運動を制限することによって生じる表現の可能性を探りたいということでお声かけいただきました。
Edge(光りによるエリアの制限)、箱女/キノハコノコ(空間的制限、観客の視野の制限)、OVO(実質的に首を絞めていくという意味で物理的制限)、IchI(セットによる空間制限及び、観客の視野の制限)等々やっているもので、たしかに適しているといえば適しているのかもしれません。
何をするかって?それはきてみてのお楽しみです。でも正直あんまりきてほしくない気もします。

10月
23、24日(土日)
きのは23日昼(2時)24日夜(6時)の公演となりました。
赤煉瓦倉庫一号館ホールにて。
森下真樹さんとご一緒ですが、別プロ。でも一日で一気にみれます。
タイトルは「かめりあ」
現在チラシ製作中です。

長いこと、時間がかかってしまいましたが2003年の受賞者の特典です。私のように(そして森下さんも)個人活動するダンサーがふえていますが、そこからステップアップするのは非常に難しい。今回赤煉瓦さんに助けてもらいながら、はじめの一歩を踏み出してみようと思います。
今回すぎっこリコーダーズさんと一緒に作る作品もありとても楽しみにしています。それに伴い既に毎週杉田がよいが続いています。

2011年
1月
ロルカプロジェクト
札幌どうなってんだといわれそうなくらいばたばたしていますが、密かに進行中のこのプロジェクト。
まさしく草の根のようにみんなの善意で動き始めました。
それにともない年末年始札幌行きになりそうです。

新百合ケ丘アルテリオクリエーションサポート
「ゆるやかにのびやかなからだをつくるための時間」
7月に行なったワークショップが好評につき、継続の可能性を模索中。
1月に劇場におけるクリエーション/ワークショップを経て2011年初秋に作品発表予定。


皆様どうぞよろしくお願いします。
この情報は随時更新していきますが、詳細はお問い合わせください。

明日

明日はトヨタの日ですが、きのはいくことができません。
大山チームも、うえの君も気になるのですが、静岡に行ってきます。

あの静岡行き来週まで迫ってきました。そろそろ準備をしなければ。
そして記者会見もまっています。日々怒濤。

かめりあ

ずっと迷っていた赤れんが公演タイトル(作品のそれはまた後日発表)
かめりあ
にしようとおもいます。

そもそもIchIをつくったときにセットプランにはこの花がありました。
私のイメージでおいてくれていたもの、しかし最終的に消えてしまいました。
しずかさんイメージによればそれはほんのりとしたピンクらしいんですけれど。
かなり前の段階からぽとりと花だけ落ちるそのいさぎよきイメージを、また逆に落ちそびれて朽ちていくその様を大事にしたいと思います。
うちの庭にあるかめりあ(椿のこと)を思いながら。


本日すぎっこリコーダーずに説明にいき、また怒濤の勢い(すごいのりのいいグループでどんどん動くので私の方が押されてしまいます)で、動き始めてしまいさっそくスタートです。前回もいきなりいったら体操教えてとかいいながらワークショップがスタートしてしまい、焦った記憶が。とても面白いグループです。
なお、磯子区長がきていて(いきなりきていた笑)磯子区長も床にねっころがり。ありがとうございます!

ブラヴォー

大野一雄さんの追悼会に行った。
正しくはブラヴォー大野一雄の会という。(17日バンカート)

おそらく600人を超えるお客様を集め、盛大に行われた会。(なお、どんな感じだったのかはユーストリームで中継されたので、みることができる。(最後の会に慶人さんの指人形映像がはいっています。歌っているのはお兄さんの幸人さん、うまい。)

細江さんの話しや、年譜や(なんとこれにあわせて大野一雄年譜が出版されている)、いろいろなものをみていて、大野さんの舞踏というのは、ある家族(つまり大野家)の歴史でもあるんだなあと感じる。生活がすべて踊りにつながるとはいうけれど、ここまである意味「さらけ出し」てきた家族はそうはいない。そしてそのことがまた人をよびつないできた。

私は舞踏家ではないけれど、
舞踏の人というよりも、単純に人としての大野さんをみるような気がした。それは慶人さんについてもしかり。昨日の会は特にそれを感じ、追悼会としてよい会だったなあともうのでした。

ブラヴォーって許されるかなあ、いいかなあ、でもきっと喜んでくれるような気がするんだよねといいながらこの会をつくっていた溝端さんを知っているからかもしれないけれど、
人が亡くなってブラヴォーっていう死に方ってそんなにない。それはそれでとてもすてきな死に方だったように思う。不謹慎かもしれないけれど、ある意味それも幸せだ。

2010年7月14日水曜日

タイトルを決める作業及び記者会見について

やっと家の鍵がかわり、これでおちついて寝ることができます。ほっとしました。とりあえず。キャッシュカードとかまだないままですが。。。

突然ですが来週記者会見をすることになりました。
7月20日(火)14時より象の鼻テラスhttp://www.zounohana.com/にて
10月に公演を行うまことクラブ(象の鼻)、森下真樹、木野彩子(赤れんが)の合同記者会見です。
なぜ?しかもなぜ合同?
しかしせっかくやるのであれば楽しめるものにしましょうとなり、先日も打ち合わせをしてきました。実は結構盛り上がっていて、おばかな提案がでまくり、どうなることやらという感じです。だれがくるのか??といわれている状況ですが、お暇な方はぜひのぞいてくださいませ。
それよりほんとの作品をいいものにしましょう。今週末はすぎっこリハーサルが待っています。

さて、チラシ制作のヤマワキさん(森下さんの小中同級生だったりする元愛媛県民)は、「写真なんですけれど、むしろ言葉からイメージを膨らますんです」というような方で、様々な質問を浴びました。
ちなみに一回目に質問を受けたときには、いろんなことを思い出して涙がでてきました。
踊ることの意味、踊ることをみせることの意味、社会との関わり、何をみせたいか、残したいか、なぜ残したいか、、、。
するどいつっこみがぞくぞく。
そして気づかされることも多くあります。
今回密かにドラマツルグ的役割を果たしています。今のところ。

そして明日はタイトル締め切り。
私は今もまだ迷走中で、今も本と格闘中。ぴんとくる瞬間みたいなもの。さあ、明日までにくるのでしょうか。

明日は神大テストです。問題は提出したので、あとは採点のみ。とにかくタイトル、タイトル。

2010年7月12日月曜日

コンプレックスについて

現代舞踊展及び世代間の対話終了しました。
さすがに飽和状態でかなりしんどいです。体力的にももちろん。

世代間の対話は各人が2分ずつ何かダンスの経験等を話し、その間に誰かが自分のダンスをみせるというのを連なってずーっとやっていきます。
本番でお話しした内容は
ダンサーはまず貧乏ですが、どんなに小さな小屋だろうと、ギャラリーだろうと、スクワットだろうと、私は踊るとおいしいビールをいただきます。作品とかでなくとも、それこそイタリアのおっちゃんたちが集うバーみたいなところで、わいわいおどれおどれと踊ったら、おじちゃんがビールおごってくれたように。お店の人や、みていたお客さんや、そういう人がみんないいものみたよとおいしいビールをくれる。
銘柄なんてわからないし、すっごい安ビール(特にフランスはそういうのが多かったように思う)だったりするけれど、その瞬間、おいしいビールを飲むために踊っているのかもしれないと思うというような話し。

リハーサルでは
昨日の現舞展の話しをしようとして、うまく話せなくて、とまってしまいました。
なぜ、話せないのか。

やっぱりそろって踊れないんだよなあ。と反省。
先生の振付けいいんだけれど、ダンサーの力量不足だよなあ。と反省。
思えば(たまたまだけれど、大学の後輩や先生やこれまたいろんな人に会ってしまったこともあり)私、やっぱりうまくはなれなかったんだよなあ。と思い落ち込みはじめ、立ち上がれなくなりました。

赤煉瓦用コンセプトをまとめる作業(実はタイトルの締め切りがもうそろそろで、それこそ今日も打ち合わせ)をしながら、私は今でもコンプレックスのようなものと戦うことでしか作品を作れていないということに気がつきました。
できないこと、できなかったこと、おそらく一生忘れないことでしょう。
10年以上が経過し、今でもすっとひいている自分がいます。お互いに。

通常作品を作るときにはいろんな人が関わりますが、今回赤れんがというとても大きな空間であるにもかかわらず、結局私は一人で組み立てています。煉瓦スタッフの皆さんが制作方面をサポートしてくれています。照明音響といったスタッフさんもいます、が創作過程は一人です。本当に個人的なことだけで作っています。それもまたコンセプトからくるものではあり、そういう密度実はあまりないと思っていて、確信犯ではありますが、それと同時にまだ人を信用できていないその感覚のあらわれでもあると思っています。

若松先生がなんだかとてもたくさんいいことを言いました。たくさんあったのですが、書ききれないので程々に。
辛抱なんだそうです。
辛抱、表現とはそういうものなんだと。
楽しいなんてものじゃない。
長く辛抱できたから、長く踊り続けていたというだけのこと。
そうして新しい身体理論を作り出すのだと。
全く新しいものを作り出すのではなく、あるものから学び、つきつめていくのだと。

たまたまその日みたテレビ番組で教育問題を扱っていて、コンプレックスは最大の個性となるという話しがでていました。



しかし終演後笑えなかったなあ。
どんなときにも笑うことっていわれていたのに。(これはラッセルさんからですが、おそらくプロとして舞台に上がる以上最も重要な資質だと思います。)
終わったあと、なんだかすごく考え込んでしまって、単純な楽しい!にはもっていけなかったなあ。と、また反省。それもまたいつか個性として花開くのでしょうか。




いつ?

2010年7月9日金曜日

Now Here Dance

山崎広太企画Now Here Dance参加してきました。
単純に面白かったです。

実は先月リハがあったらしく、大まかな段取りをそのメンバーが作ってくれてそのなかでみんなで遊ぶというものです。
ダンサーおよそ30人。やっぱり多いです。しかも皆芸達者。あれだけのキューがありそれをぱーっとできちゃうんだからすごい。ちなみに半分くらいは今日が初。はじめてお会いした方もたくさんおりました。

スコア(というか流れ)があるということはそれを元に応用が可能ということで、再演したりメンバーが変わったりしても永久に進化(?)しながら続けることができます。
そういう意味で面白いなあとも。

鎌倉さん(コンドルズ)とめちゃめちゃ話しました。実は5年以上前(つまり私が向こうへ行く前に)一度お会いしたはず。でもってお互い確かに名前に見覚えはあるけれど、どこであったのかはよく覚えていません。(なお、私の記憶では表参道駅B1出口へでる改札口のイメージが強いです。青山の帰りだろうか。)
それからリハと本番までの間カフェでお茶大ダンサーズ、先輩であるちこさん、聖子さん、後輩であるみなちゃん。岩渕さん等も巻き込んで学校ダンスの話しも面白かった。卒業して既に10年以上、そういえばちこさんが私たちに教えにきてくれた(私たちは特にちこ学年だったので、余計に思い入れが深いです)ときの年齢を追い越してしまいました。
世の中には入試という恐ろしいシステムがあるもので、点数化しようのないダンスを平等にみるための奇妙な方法が学校ごとに様々あるのです。すぎてしまえばいいのだけれど。今思い返しても結構変なものです。

今週末は世代間の対話。
なんと牧野先生から私たちの世代まで、幅広く集合するお話ダンスです。

以下に今回のスコアを載せておきます。実際に上演したときには大分かわっていますけれど。何がなにをさすのかはみてみないとわからないでしょうねえ。あ、履くは掃くの間違いで、コンタクトインプロではおなじみのsweepワークです。


Now here dance

1,ハミング   1:30 second

2, 履く              1:30 second

3, グリッド        2~3 min

4,シンパシー      3min

5,シンパシー2    3min

6,ボート      2~3min

7,ウィンク  20second

8, Love の痕跡   4min

9,まゆソロ +背景  3min

10,JOU +Yoko  1min

11,お客さんと椅子 8個             3min

12,運ぶ+尚子と未奈の軽やかステップ  2min

13, 男の即興         2~3min

14,Break-------JOU,誠,保,えりな,麻衣子,未奈   5min

15,トランス          40second

16,Duo形式からのコンタクトグループ     7min

17,容子ソロ                       1:30~2min

18,女子から一斉に始める      1min

19,完全即興                     10min

20,まゆ化粧落とし       2~3min

21,エンディング        1min

大事件発生

練習と本番が続くここ数週間、疲れていたのかなくしものをしました。
財布とビデオカメラと家の鍵。
ビニール袋にはいったまま駅に置き忘れたか電車に置き忘れたか、俗にいう置き引きか、寝ぼけていたのは否定できません。
財布の中には保険証がはいっているため、住所がばれてしまいます。。。
おまけに家の鍵付けかえるにも、特殊な鍵だそうですぐにはできないのだとか。とりあえず、できるだけ家にいるようにし、おとなしくしています。
今週末も2個本番続きますからね。。。しっかりしないといけません。

しかし別の意味で恥ずかしいのは
ビデオカメラ。きの映像(というか英国spring loaded IchIからダンス制作のほとんどはこれでとっている)満載。おまけになにかに応用できるようとっていたかわった映像がいくつか。(海と空の映像とか、某公園とか、子どもたちの声とかそういうもの)。。普通の人がみても何じゃこりゃとなるだけだろうから、それもなさけない。

ゆるのび会1回目

アルテリオ企画
「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間」
はじまりました。
カフェの一角で行なっているミニ企画なので毎回5名(及びその子どもたち)限定の企画。既に定員に達してしまいました。ご近所さんで通りかかりにはってあったチラシをみたとか、そういうのでいらしてくださっていて、ダンス経験者は全くおりません。のんびりお話ししながら、終わったあともカフェでお茶(あるいはお昼を食べながら)お話しするゆるゆる会です。
1回目は2人組で行なう簡単マッサージを中心にくみたてました。
今日はこれから2回目。何をしようか考え中です。
ありがたいことに近いので、今からいってもまだ間に合う。。